1分でわかる、国債って何?

1分でわかる国債入門シリーズの1回目。国債とは何か、私たち個人が買える国債にはどんな種類があるかについて、簡潔に説明します。まったく初めて国債について調べる人にもおすすめの記事です。



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1分でわかる、国債って何?

国債とは


国債は発行時に償還期限と利率が定められており、購入者はこれに応じた利息を受け取ることができる。


償還期限を迎えると、元金である国債の発行時の金額(額面額、または額面価格という)が支払われる。国債は他の債券同様に発行された後でも市場で売買できるため、価格は常に変動している。


国債:価格とその裏返しとしての国債金利(長期金利)は世界情勢や、国債を発行している国の社会動向、経済状態を反映するため、政治的にも非常に重要な要素である。


日本の場合一般に国債=借金というイメージが強い。もしくは、その様に報道されるため強くなってしまっている。 一部に国債=株券、国債金利=配当が実情に近いと主張するものもいるが、国債金利は赤字財政でも強制的に支払う義務があり、その意味で”国債は国の借金”という言い方は当を得ている。


しかし、日本国債の場合、その借金の相手は日本国民であり、外国に対して借金があるわけではないため、”日本国債は日本政府の日本国民に対する借金”とするのがより正確な表現である。


現代においては、国家への融資であることから比較的安全な投資であるとされる。 2000年にアルゼンチンがデフォルト(債務不履行)を宣言している例がある。 これはアルゼンチンがアメリカから、アメリカ・ドル建てで借りていた債務(公的対外債務)が 支払い不可能に陥ったためにデフォルトを宣言する事態になったのであって、 日本のように自国民から自国通貨建てで借金している場合は形式上デフォルトはありえない(ハイパーインフレーションによる事実上のデフォルトはありえる)。


事実2002年、大手格付け会社のムーディーズが日本国債を格下げしようとした際、日本の財務省は各格付け会社に対して「自国通貨建て国債のデフォルトは考えられない」という意見書を叩きつけた。


国家が債務不履行に陥るのは、1998年のロシアや2001年のアルゼンチン(ドル建て国債)、そして2012年のギリシャ(ユーロ建て国債)のように、外国から外国通貨建て(共通通貨建てを含む)で借金している場合である。国債の信用力については、民間会社による格付けが行われている。


1分でわかる、国債って何?

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